共生社会の実現に向けて
今から 30 年前、スウェーデンの福祉施設の視察途中で立ち寄ったスーパーで、車椅子の2人の女性が、楽しそうに買い物をしている光景に、目がくぎ付けになりました。介助者がいないことにも驚きましたが、そこには、周囲が特別視することのない日常の1コマがあったのです。
“この光景を日本で創り出したい” と思い、勤めていた大手小売店で、店舗のユニバーサルデザイン化、障がいをお持ちのお客様に対する接客対応マニュアルの作成と従業員教育、身体障害者補助犬法の法制化、ナイスハートバザールの開催、施設商品の販売、福祉ショップの導入、障がい者の雇用など、企業の内部から、様々なハード面・ソフト面に取り組んでまいりました。
現在、あの当時からみますと、ハード面はかなり整備されてきましたが、ソフト面は、3歩進んで2歩下がるような状況が、見受けられます。
企業や行政で、SDGsの推進やエシカル消費が経営課題にあげられ、消費者の関心が高まってきた今こそ、永年、企業で培ってきた人脈や経験を生かし、共生社会の実現に向けて、1歩1歩、進んでいきたいと思います。
大授グループ
代表 髙田かおり
● 日本ヒーブ協議会「高齢者・障害者が利用しやすい店づくり」ベストヒーブ賞受賞
● 大阪府「第 2 回大阪・心ふれあうまちづくり賞大阪府知事賞」受賞
● 愛知県「第 1 回人にやさしい街づくり賞」受賞
● 大阪府「民間企業における福祉のまちづくりに関する取組表彰」受賞
● 兵庫県「福祉のまちづくり賞」受賞
● 山口県「第 2 回山口県福祉のまちづくり賞」受賞
● 消費者教育支援センター「第 1 回消費者教育教材資料表彰優秀賞」受賞
● 岐阜県「GIFUバリアフリーデザイン賞」受賞
● メロウ・ソサエティ・フォーラム「第 7 回メロウグランプリ優秀賞」受賞
● 大阪府「第 8 回大阪・心ふれあうまちづくり賞大阪府知事賞」受賞
● 厚生労働省「身体障害者補助犬に関する取組表彰」受賞
大授グループの代表である高田かおりは、企業におけるユニバーサルデザインの草分けとして、1993年より、流通業の店舗のユニバーサルデザイン、3障害(身体、精神、知的)のお客様に対する接客対応のマニュアル化、身体障害者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)の啓発・普及活動による法制化、障害者施設商品へのコンプライアンスの導入などに取り組み、社会的に高い評価を受けています。